COLUMN

コラム

ちょうど今、全国で大学入試が執り行われている。いわゆる受験シーズン真っ只中。全国の高校生が自分の将来をかけ挑んでいる。しかし、ここ数年大学入試は少し様変わりしてきている。
最近の大学の志願者数と大学の入学定員数を見ていると、今年行われる2023年度入試、もしかしたら志願者数と入学定員数の逆転が初めて起こる歴史的な入試になるかもしれない。
偏差値の高い有名大学ではまだまだ志願者数も多く集まっているので、すぐに受験戦争自体がなくなることはないと思うが、総体的に見ると今年以降、年々大学に入りやすくなることは間違いないだろう。

今までは大学入試は「偏差値」と言うものが唯一の指標とされてきたが、これからはその大学が持っている本当の意味での「教育環境・出来る力」に目が向けられる時代になるのではないだろうか。それも急速な速さで。
従来のような入学試験の難しさで大学を選ぶのではなく、何がこの大学で学べるのか、また誰から学ぶのかと言うことが大学を選ぶ一つの大きな指標になってくると言うことだ。
偏差値と言う指標ではそれほど高くないが非常に良い教育をしている大学、特別に独自の教育システム・プログラムを持っている大学、世界中の大学とアライアンスを多く持っている大学、世界に通用するグローバルな研究や施設を持っている大学、そして多くの分野で世界的に認められている先生(研究者)が多くいる大学、そういった指標がこれからの大学選びになってくる。

企業の採用も以前のように大学名で選別するようことは、年々少なくなって来ている。欧米のように「どの大学を出た」のかではなく「何を大学で学んで来たのか」「学んで付けたスキル評価」で採用を決めて行くようになるべきであろう。
大学選びの指標は近い将来、偏差値から「教育環境・出来る力」に変わって行くであろう。

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