COLUMN

コラム

2020.04.10

臨時休校期間は親子の濃厚接触が出来る良い時間

新型コロナウイルス感染問題で自宅学習に移行され、早1ヶ月が過ぎた。年度末とも重なり先生方は、子どもたちの学習プログラムを急遽準備をしたり、多くの学校行事の変更などに備えて大変な毎日。共働きの家庭では昼間子どもたちの面倒が見られないお父さん、お母さんも多くなった。体力的にも経済的にも大きな負担がのしかかってきている。
子どもたちの学習補填を突如家でしなくてはならなくなった。しかし、学校教育にほとんど委ねて来たので自分の子どもの事(学校生活)を知っているのだろうか。「通わせて」いるのではなく「委ねて」いるのだから、ほとんど知らない親の方が多いと思う。仕事も大事だが、せっかくの機会、自分の子どもの真の姿(得意・不得意科目)や能力など普段忙しくて見えないところを知る機会にしてはどうだろうか。私は社員にいつも言う。「会社は変えられても家族は変えられないよ。」と。帰宅が遅く普段夕飯を家族全員で一緒にとれない子どもが多く居ると聞く。物理的なこと、経済的なことはこれからいくらでも、取り戻すことは出来る。でも子どもとの時間だけは子どもの成長する姿も含めて誰も取り戻すことは出来ない。家族として子どもと過ごす1日1日が楽しくて最も大切な時間であるはず。
子どもと一緒に自宅学習のプリントをやってみる。一緒に考え、子どもが解らないところを親として教える。子どもと一緒に遊ぶ。走る、飛ぶ、投げる。何でも良い、子どもと競争してみる。子どもと一緒にご飯を食べる。朝昼晩3食、時間を使っていっぱい話す。 子どもと一緒に寝る。寝つくまでいっぱい話しをする。会社のこと、学校のこと、勉強のこと、友だちのこと。
家族として特別なことは何もない。出来ていないことが異常なのである。一緒に多くの時間を過ごせば、子どもの強み、弱みなど今まで見えていなかったものが良く見えてくる。本来は親が子どものお手本であり、先生でなければならないと強く思う。

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