COLUMN

コラム

2020.10.10

子どもの進路を
しっかり考える時代がやってきた

一昔前、就職先ランキングで常にトップだった日本航空、しかし数年前破産もした。今は全日本空輸の方が上だ。そして、ここへきて新型コロナウイルス感染症の影響で航空業界全般、急速な経営悪化となり人気がない。時代とともに社会は変わっていくのが常である。
子どもが成長した10年後、20年後の社会を予測できるであろうか。なぜ、塾や予備校に通わせるのか。良い中学、良い高校、良い大学に入れる為に、と返事が返ってくる。この「良い」とは何を意味しているのだろうか。ひと言でいえば「偏差値」の高い学校を「良い学校」としているのだろう。ではなぜ偏差値が高い学校に入れたいのだろうか。答えは最終目的「できれば東京大学」に入れたいと言う答えになる。なぜ東京大学なのかと言うと官僚エリートへの登竜門だからとなる。国家公務員は安定していて将来幸せになれると。
東京大学の合格者数はここ数年3,080名前後、大学新卒者数は約31万人、倍率は実に約1,000倍となる。世界標準Global standardsを謳って久しいが、島国根性の遺伝子を持つ日本人はなぜか東京大学を目指す。日本で1番だが世界ランキングは42位*である。東京大学など世界から見れば・・・となる。東京大学の教授に聞くと、入って来た子はもともとIQも含め、持って生まれた学力が高い子が多いと言う。努力して一所懸命勉強してやっと入ってくる子はその後伸びないと断言する。入れなくても偏差値の高い大学、名門校に入れたい親がたくさんいる。良い企業に入り易くなるという妄想のもとに。企業に偏差値はない。だから一部上場企業で給料の高い、名前の通った企業へとなる。やはり安定がそこにあると思うからだろう。

未来のことなど予測不可能。誰が新型コロナウイルス感染症を10年前、20年前に予測していただろう。誰もいない。
子どもにとって本当に「良い=偏差値の高い」学校に入れることが幸せなのだろうか。親が気付こうとしない子どもごとの幸せな道、選択肢は受験戦争以外にたくさんあるはずである。今それを考える時代がやって来た。
*2020年イギリスの高等教育専門誌「THE(Times Higher Education)」調べ

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