COLUMN

コラム

2019.03.26

2020年から日本の教育が大きく変わる

2020年に「学習指導要領」が改訂される。国が定める教育課程の基準をまとめたもので、約10年ごとに改訂が行われる。これを指針として、各学校は授業を行い、また時間割や教科書の内容なども決められて行く。2018年からの移行措置期間が進められていて、2020年に新学習指導要領が完全実施となる。
今回の改訂で、小学校教育において大きく変更される点が3つある。

小学校教育3つの改定

  • 英語の教科化
    3年生から「外国語活動」がはじまり、5・6年生では「教科」になります。「聞く」「話す」に加えて「読む」「書く」も加わる。
  • 道徳の教科化
    現行では正式な教科ではありませんが、「特別の教科 道徳」となり正式な「教科」になります。教科書も作られる。
  • プログラミング教育の導入
    小学校から情報やコンピューターを学習し、プログラミング教育で論理的思考力の育成を目指して行く。

アクティブラーニングの導入

そして『主体的・対話的で深い学び』、アクティブラーニングが導入される。
今までは正解があり、その正解を先生が知識として一方的に教えるという授業が主でした。
これからは、正解までの「問題の解き方」を班ごとに話し合ったり、個々に意見を出し合ったり、というような対話を取り入れた授業が行われて行く。

これが小学校を起点に中学、高校、大学までの教育改革に繋がって行く。まさしく、戦後教育の中で初めて学校の教育が「受動」から「能動」に変わって行く時代に突入するのである。これほどまで大きな「学習指導要領」の改訂は記憶の限りない。世界に通用する人材、世界で活躍できる人材づくりの第一歩を踏み出したと言える。

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