COLUMN

コラム

2019.04.08

2020年から日本の教育が大きく変わるー2 

2020年に「学習指導要領」が改訂されることにより、各教科についても学校側の取り組み方や指導方法が特徴的に変わる。

算数では発達程度や学年の段階に応じ反復による指導の充実がなされ基礎的・基本的な知識・技能の確実な定着をはかる。
「算数的活動」を「数と計算」「量と測定」「図形」「数量関係」の4領域に加え、新たに指導内容として規定される。これは学ぶことの意義、有用性を実際の場面で活用する活動として捉えさせる狙いがある。

国語では全ての教科を越えて学習の基盤として言語能力(資質・能力)が重視される。
ことわざ、故事成語、伝説や古文、漢文の音読指導、伝統的な言語文化などが新設される。また、今まで4年生から習っていたローマ字を3年生で習うようになる。

理科では身の回りの自然や現象に知的好奇心を持ち、課題の把握(発見)、課題の探究(追究)、課題の解決という過程を通じた学習活動が行われる。
子どもが主体的に「何故?」の疑問を持ち、それに自ら取り組んでいくような働きかけの授業が行われる。

社会では歴史の事象や年代などの暗記だけではなく、どうしてその出来事が起こったのか、また、その出来事がどのような影響を歴史に及ぼしたのかをなどを考えさせて行く。
社会でいろいろな場面で活用できる知識として、歴史の中で当時の社会や現在における意味などを含め知識が相互に繋がり関連づけられるような指導に変わる。

このように、今までの一方的な教え方(記憶や結果重視)から、自分やみんなで考えたり、結果までたどり着かせる教育に大きく変わって行く。言い換えれば各科目が科目別の目的だけではなく、相互に連携し合いながら子どもの成長を育む教育になって行く。

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